この記事からの続きです。
話は少し変わりますが、お世話になっている自然食品店の...
青山のお母さんの話。
『戦中戦後の食べもののない時代に、
母が大切にしていた着物を
一枚また一枚と、家族の食べものに替えていきました。
そんな大切な着物だから、
着物のキレ端のひとつだって無駄にしたくない。』
去年、そよ風の会さんと福島のちくちくの会さんが、
共催された着物のリメイクのチャリティファッションショー で
青山のお母さんが語られたコトバが心に響き、 涙が頬を伝いました。
着物は、母から娘へ娘からまたその娘へと、 世代を超えて受け継がれたもの。
食べものも、ふだんの洋服も、今、
私たちはどれほど無駄にしていることでしょう。
いなほ料理教室では、
後片付け、洗い物のコツや、食材を無駄にしない調和の切り方まで
丁寧にお伝えしています。
マクロビオティックの「一物全体」という考え方でもあります。
食べものを部分だけいただくより、皮も根っこも全体を
いただくほうが、命のエネルギーがつまっている。
一物全体は、無限大のエネルギーがつまっているんです。
食べもののひとつひとつが、私たちの心と体を作ってくれる
大切なものだから、無駄にしないという
当たり前のことを、忘れないでいたいです。
つづく~♪(2014.11.08)