薬膳を学び始めてから、行事の食べものが
まさに、理にかなったものであるといつも感心する♪
昔の人はすごいな~
いや、今みたいに、自然から離れた生活をしていなかったから
本来、季節に旬を迎える食べものが人の体に合うのが当たり前なんだよね。
子どもの頃、だんじりまつりの休憩には、子供会のおっちゃんが梨を配ってくれたものです。
缶ジュースが苦手だったので、
梨が嬉しかったな~
皮ごとほおばって梨の汁がしたたり落ちるのがたまらなく♪
美味しい~!
もちろん、皮ごと、洗うこともなく戴きます。
衛生云々なんてうるさい時代ではありませんし、洗わず皮ごと食べた梨で、
食中毒なんてまつりの時期に聞いたことがありませんでした。
いつの頃からか、
「梨」を配る姿はみかけられなくなり、
ペットボトルのスポーツドリンクや
缶ジュースがとってかわりました。
スポーツドリンクは熱中症予防にとも
言われていますが
一時の喉の渇きを潤すだけのもの。
「梨」には、体を潤おわせきれいな水分を作ってくれるすぐれモノ。
なんと、「解酒毒」なんて効用もあり、まさにだんじり祭りにもってこいの果物ですよね♪
ちなみに、だんじり祭りのハレの日食の代表格!
「蟹」も体の熱を整え、潤いプラスの食べものなんです。
そして、体を冷やしすぎないように、また炊きこむほどの美味しい、カント炊き(おでん)も、
女性たちには手間がかかりすぎず、だんじり祭りには嬉しいハレの日(特別な日)の食なんです♪
雨や台風の多いだんじり祭りは、
「雨まつり」「下駄まつり」とも言われますが、
だんじり祭りの「ハレの日食」にはやっぱり、まつりの時期に必要なパワーが詰まっていて、
熱すぎるハートを旬の食べものがしっかりとサポートしてくれているんですね!
(2013.10.12)